【医師監修】アミノ酸で髪は生えるのか?ケラチン、シスチン、メチオニンなど効果を検証。

アミノ酸が発毛に有効である…そんな話を聞いたことがありますか?

私は聞いたことがありませんでしたが、巷では結構な噂になっているそうです。

確かに、髪の毛の成分はタンパク質であるケラチンであり、タンパク質はアミノ酸から構成されています。

このケラチンを構成するアミノ酸をうまく取り込めれば………まぁ言いたいことはわかります。

しかし、残念ながら、アミノ酸の摂取が発毛を促すといった医学的根拠は少ないです。

今回は、アミノ酸とは一体どんな物質なのか、髪の毛を構成するアミノ酸は何なのかといった基礎的なことから、どうしてアミノ酸の摂取で発毛効果が望めないのか、本当に効果のある発毛剤とは、といったことまで徹底解説いたします!

アミノ酸、タンパク質って一体何なの?

アミノ酸、タンパク質………聞いたことはあるけど、どんな物質なのか説明できない………

まずは、アミノ酸、タンパク質っていったいどんな物質なのか、ということをお話しします!

きちんとした基礎知識をもつことで、その情報が正しいのかどうかを判断する助けになります。

本気で髪に悩んでいる方、よくわからないまま色んな発毛剤を買いあさるのではなく、まずは髪に関してしっかりとした知識を身につけましょう!

アミノ酸とは

アミノ酸は、一般的には、アミノ基とカルボキシル基という両方の官能基を持つ有機化合物の総称です。

アミノ基とカルボキシ基という部品を持った構造物と考えていただいて結構です。

ただ、医学的には、生物を構成するタンパク質を形作っているアミノ酸のことを指すことが多く、ヒトでは20種類存在しています。1)

タンパク質とは

タンパク質とは、先ほど説明したアミノ酸が鎖状に重合してできた化合物のことです。

簡単に言えば、アミノ酸が鎖状に連結したものと考えていただいて結構です。

後程ご説明いたしますが、髪の毛は、あるタンパク質を主成分として構成されています。

髪の毛の基本的な構造

さて、アミノ酸やタンパク質について、基本的なことが分かったところで、次は髪の毛についてお話しします。

このメディター発毛部門では、髪の毛に関して様々な記事が存在しますが、実は、髪の毛そのものについてはあまり皆さんにご説明する機会はありませんでした。

せっかくですので、この機会に髪の毛についてしっかりと理解しておきましょう!

髪の毛の主成分はケラチン!

毛は90%近くがケラチンといわれるタンパク質からなっています。

ケラチンは髪の毛の他にも爪などの主な構成成分となっています。

先ほどご説明した通り、ケラチンはタンパク質ですので、アミノ酸から構成されます。

このケラチンを構成するアミノ酸を摂取すれば、発毛を促すことができるのでは、というのが巷での噂です(あくまで噂です)。

ケラチンを構成するアミノ酸は?

タンパク質であるケラチンは、シスチンというアミノ酸が最も多いとされています。

シスチンはヒトの肝臓で生成されますが、加齢によって生成量が減少します。

よって、このシスチンを摂取すれば、発毛を促進できるのでは、と噂されています。

また、シスチンはメチオニンセリンといわれるアミノ酸から合成されます。この中で、メチオニンはヒト体内で合成できないため、食べ物で摂取する必要があり、これも発毛を促すのでは、と噂されています(あくまで噂です)。

アミノ酸で発毛効果があまり望めない理由

さて、ここからが本題です!

アミノ酸で発毛効果が望めない理由をご説明します!

ただし、ある特定の条件下では、アミノ酸の摂取によって発毛が促される可能性があります。

まずは、その特定の条件下についてお話ししてから、発毛効果が望めない理由をご説明します!

【特定の条件】薄毛が栄養不足による場合

薄毛が、栄養不足、特にケラチンを構成するシスチンなどのアミノ酸が不足している場合には、アミノ酸の摂取によって発毛が促される可能性があります。

ただし、この記事を読んでいる皆さんがそこまでの栄養失調に陥っているとは考えにくいです。

また、栄養失調が原因の場合は、頭髪だけでなく、体毛全体に影響が出ると考えられます。

個人的な意見ですが、薄毛になるほどの栄養不足になっている方は、薄毛以外にもさまざまな悪影響が出ていると考えられます。

【発毛が望めない理由①】薄毛の原因はさまざま

先ほど述べたように、アミノ酸は特定の栄養不足下では、発毛を促すことができるかもしれません。

しかしながら、薄毛で悩むほとんどの方の原因はAGAです!

AGAは単なる脱毛ではなく、病気であり、医学的根拠に基づいた適切な治療が必要となってきます。

もちろん、AGA以外にも薄毛の原因は数多く存在します。

自分の薄毛は何が原因なのか、きちんと見極める必要があります。

そのためにはどうすべきか、どうしたら自分の薄毛の原因がわかるのか、気になる方は以下の記事をぜひチェックしてみてくださいね!

【発毛が望めない理由②】アミノ酸の発毛効果の根拠は少ない

この記事の最初にも述べましたが、アミノ酸の発毛効果には医学的根拠が少ないです。

医学的根拠があるというためには、ランダム化比較試験や、メタ解析といわれる種類の医学論文で、効果が結論付けられることが必要になってきます。

残念ながらAGAなどの薄毛に対して、アミノ酸が効果あり、といったような医学論文は非常に少ないです。

アミノ酸に発毛効果に関しては、医学的に根拠は少なく、本当に効くかどうかはわからない、といったところでしょう。

本当に効果のある発毛剤とは

ここまで読んでくださった方は、アミノ酸の発毛効果に医学的な根拠がないことがわかっていただけたかと思います。

じゃあ、本当に医学的根拠がある発毛剤は一体何なの?

そんな皆さんの声にお応えしたいと思います!

医学的に発毛効果が認められている発毛成分は以下の3つです!

・ミノキシジル
・フィナステリド
・デュタステリド

また、発毛「剤」とは異なりますが、LEDおよび低出力レーザー照射なども医学的に効果が認められています。2)

それぞれについて気になる方は、メディターにたくさん記事があります。

また、本気で薄毛に悩む方は、メディターが厳選した発毛剤(上記の成分を含む)を以下から購入することができます。医師が効果を保証する育毛剤ですので、是非ご一考を!

まとめ

いかがでしたか?今回覚えておいてほしいことはたったの2つ!

・アミノ酸の発毛効果には医学的根拠がなく、本当に効果があるかどうかわからない!
・医学的に効果が認められている育毛剤は、ノキシジル、フィナステリド、デュタステリド、LED及び低出力レーザー!

この2つを覚えておいてください!

メディター発毛部門では、医学的に根拠のある発毛法を皆さんに提供しております。

本当に薄毛に悩む方、是非このメディターを信頼できる情報源としてご活用ください!

<参考資料>
1) Lehninger Principles of Biochemistry 6th edition.
– David L. Nelson, Michael M. Cox.
2) 日本皮膚科学会ガイドライン 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 [https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf]
– 眞鍋求、坪井良治、板見智、長田真一、天羽康之、伊藤泰介、乾重樹、植木理恵、大山学、倉田荘太郎、幸野健、齊藤典充、佐藤明男、下村裕、中村元信、成澤寛、山㟢正視

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