【医師が教える】アボダートとアボルブは同じ!ザガーロとは違う?

ネットでは、アボダートアボルブザガーロを比較している記事をよく見かけます。

ただ、ほとんど(この記事を書いている時点では、おそらくすべての記事)が、アボダート=アボルブ=ザガーロ、といった解説をしています。

はっきり言います。大間違いです!

今回は、医師がすべての記事を作成、監修しているこのメディターだからこそ伝えられる、アボダート、アボルブ、ザガーロの真実についてお話しします。

アボダートとアボルブは一緒なの?

アボダート=デュタステリド!?

厳密にいうと少し違いますが、実は、アボダート=デュタステリドなのです!

どうゆうこと?と思われる方も多いでしょう。実は、1つの薬には、商品名と一般名という2つの名前が存在するのです!

デュタステリド(一般名)という成分を含む、アボダート(商品名)という薬剤、ということなのですね。

正確には、錠剤に加工するための成分や、デュタステリドが胃や腸で分解されないようにするための成分が含まれるので、アボダート=デュタステリド+その他といったところです。

アボダート=アボルブはホント

アボダートはもともと、イギリスのグラクソ・スミスクライン社で開発されました。

日本のグラクソ・スミスクライン社は、厚生労働省の承認を得て、アボダートをアボルブという名称で発売しました

つまり、アボダート=アボルブだということになります。前述の「アボダート=デュタステリド+その他」と違い、完全に同じものです。

アボダート=アボルブはわかったけど、ザガーロは?


さて、アボダート=アボルブだということが分かったところで、問題となるのはザガーロです。

アボダート(アボルブ)とザガーロの成分は完全に同じ

アボダート(アボルブ)とザガーロの成分は、添加物(「アボダート=デュタステリド+その他」の「その他」の部分)まで完全に同じです。*1, *2

えっ?じゃあアボダート(アボルブ)とザガーロは一緒じゃん!

………と、他のネット記事を書かれた方たちも思ったのでしょう

問題は、有効成分デュタステリドの含有量

薬の体内での作用に影響する因子はいくつかありますが、1つの大きな因子として、薬の成分量があります。

アボダート(アボルブ)は、デュタステリド0.5mg/1錠、

ザガーロは、デュタステリド0.1mg/1錠と0.5mg/1錠の二つがあります。

日本では、アボルブは前立腺肥大の治療薬ザガーロはAGAの治療薬として、別の治療目的で承認されています。*1, *2

副作用の違い

臨床研究で報告された、副作用の違いを分かりやすくまとめました。海外のデータもありますが、今回は日本人への臨床結果のみ記載しておきます。*2

デュタステリド0.1mg群 デュタステリド0.5mg群
副作用発現率 13% 15%
勃起不全 3% 10%
射精障害 3% 3%
乳房腫大 3% 0%
性機能不全 3% 0%
性欲減退 8% 5%
消化不良 0% 3%
貧血 0% 3%

このように0.1mgと0.5mgで多少副作用の出る割合が変わってきますね!

 

まとめ

いかがでしたか?今回覚えておいてほしいことは3つ!

アボダート、アボルブ、ザガーロの有効成分はデュタステリド
アボダート=アボルブは事実!
アボダート(アボルブ)とザガーロは全く違う用途の薬!

この4つを覚えておいてください!

▼画像をクリックしてアボダートをチェックする

<参考資料>
*1: 医薬品インタビューフォーム「アボルブ」
*2: 医薬品インタビューフォーム「ザガーロ」

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