【よくわかる】脱毛症は絶対病院に行くべき2つの理由。いつまで「ハゲ」続けますか?

「脱毛症は病院へ」そんなCMや電車広告を最近よく見かけます。

「でも脱毛症なんかで医者にかかるのは………」そんな風に思っていませんか?

いいえ、脱毛症は絶対に病院に行くべきなのです!

それには大きな2つの理由があります。

今回は、脱毛症の方が病院に行くべき2つの理由を、医師がすべての記事を作成・監修するメディターならではの観点から、徹底的に解説します!

【理由1】自分がどの脱毛症のタイプかわかりますか?

脱毛症のタイプ

一言に脱毛症といっても、さまざまな種類があります。いくつかご紹介します。

男性型脱毛症

男性ホルモンの影響で、生え際が後退し、前頭部と頭頂部の毛髪が細く短くなっていく。
遺伝の影響が大きく、20〜50代の男性におこる最も一般的な脱毛症。

女性型脱毛症

女性ホルモン、男性ホルモンの影響で頭頂部の領域で頭髪が薄くなる。
幅広い年齢層の女性におこるが、特に閉経後の女性に多くみられる。

円形脱毛症

突発的に10円玉ほどの大きさで脱毛する。
ストレスや様々な要因で、免疫が乱れることでおこる。

牽引性脱毛症

ポニーテールなどで毛髪が引っ張られることで、生え際が薄くなる。
強く髪を結わいている女性に多くみられる。

脂漏性脱毛症

皮脂の分泌異常で頭皮の皮脂が過剰になり、毛穴を塞いで炎症が起こり、脱毛する。
かゆみが強いのが特徴で、軽度ではフケだけが症状のこともある。

粃糠性脱毛症

毛穴がフケによって塞がれ炎症を起こすことによって、毛髪の成長が妨げられて起きる。
大量にフケがでることが特徴。

自分がどのタイプかわかる?

さて、上記の種類を見て、自分の脱毛症がどれか判断できましたか?

………はっきり申し上げます。

絶対に無理です!

例えば、女性型脱毛症ですが、きちんと判断するためには、

慢性休止期脱毛
膠原病や慢性甲状腺炎などの全身性疾患に伴う脱毛
貧血や急激なダイエットなどに伴う脱毛
治療としてのホルモン補充療法や薬剤による脱毛

などを除外する必要があります。

自分の脱毛症が正しくわからなければ、正しい治療を受けることはできません!

皮膚科医には脱毛症のガイドラインがあるって知ってる?

自分がどの脱毛症かをきちんと診断するには、医師の診察を受ける以外に手がありません!

あまり知られていないようですが、皮膚科医には、「脱毛症に対する診療規則」があります!

脱毛「」はれっきとした病気です。

自分で判断せずに、必ず医師の診察を受けましょう!

【理由2】市販の育毛剤や植毛術は効果ナシ!?

市販の育毛剤に医学的根拠はありません!

世間には市販の育毛剤が多くあります。ただ、多くの市販の育毛剤は、その効果に根拠が全くありません!

ここでその話をすると長くなってしまいますので、詳しくはこちらをご覧ください。

ひとつ言えることは、多くの市販の育毛剤は科学的根拠に乏しく、

プロモーションが上手いから売れているだけなのです。

植毛術には気をつけて!

最近はあまり見かけませんが、一時期やたらと植毛についてのCMが流れていた記憶があります。

ただ、注意してほしいことは、人工毛植毛術は危険です!

アメリカのFDA(食品医薬品局)は人工毛自体を有害器具として指定しています。

日本でも、先ほどの「脱毛症に対する診療規則」で、人工毛植毛術は、男性型脱毛症、女性型脱毛症共に行うべきではない、と定めています。

自毛」植毛術は、比較的安全で効果もしっかりしていますが、皮膚科医の診療規則では

他に手段がない状況において」のみ推奨されています。

「自毛」植毛術もあくまで「最終手段」と考えて良いでしょう。

効果のあるものはすべて医薬品!

効果が証明されている育毛成分は、フィナステリドデュタステリドミノキシジルなどですが、これらはすべて医療用医薬品です。

つまりは、医師の処方箋などがなければ、原則手に入れることができない、ということです。

ただし、「クスリはリスク」というように、すべての薬には副作用があります。必ず用量・用法を守りましょう。

フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルなどの効果や副作用について知りたい方はこちら!

まとめ

いかがでしたか?今回覚えておいてほしいことは5つ!

脱毛症は種類豊富で、自分で判断することはほぼ不可能!
皮膚科医には「脱毛症に対する診療規則」がある!
市販の育毛剤植毛術には要注意
効果が証明されているのは医療用医薬品のみ!
これらの理由から、脱毛症はとにかく病院へかかるべき

この5つを覚えておいてください!

先ほども申し上げましたが、脱毛「症」は病気です。ためらわず近くの病院やクリニックへ行きましょう!

<参考文献>
日本皮膚科学会ガイドライン―男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017 年版
眞鍋求、坪井良治、板見智、長田真一、天羽康之、伊藤泰介、乾重樹、植木理恵、大山学、倉田荘太郎、幸野健、齊藤典充、佐藤明男、下村裕、中村元信、成澤寛、山㟢正視
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構―医薬部外品
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/q-drugs/0006.html
厚生労働省 薬事法の一部を改正する法律の概要
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/ippanyou/pdf/kaiseiyakuji.pdf
Female pattern alopecia: current perspectives.
Levy LL, Emer JJ.
Incidence of female androgenetic alopecia (female pattern alopecia).
Norwood OT

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