【医師監修】女性ホルモンが足りないと薄毛になる?女性型脱毛症の原因と対策

女性の薄毛は「女性型脱毛症」と呼ばれ、男性と異なり女性に特化した治療があることをご存知でしたか?
実は女性の薄毛は女性ホルモンの「エストロゲン」と深い関係があるのです!
女性の皆さん、まずは女性の薄毛の実態を見てみましょう!!

女性型脱毛症とは?


女性の薄毛は病態が、男性とは異なる点が多くあります。そのため、現在は「女性型脱毛症 female pattern hair loss」と呼び、男性型脱毛症と区別することが多くなってきました。

どのような薄毛が多くみられるか?

男性の薄毛は、生え際や頭頂部の髪の毛が、次第に細く短くなり、最終的には髪の毛がなくなってしまうパターンが多くみられます。しかし、女性の薄毛は頭頂部の比較的広い範囲の髪の毛が薄くなるパターンが多くみられます。

いつ発症するのか?

男性の場合、20歳代後半から30歳代にかけてはっきりとみられるようになり、徐々に進行していきます。それに対し、女性は更年期に多く見られるようになります。つまり、45歳から55歳の間に多く見られるということです! 髪の毛の生え方は閉経前後で大きく異なります!

女性型脱毛症と女性ホルモンの関係は?


髪の毛の成長に深く関わっている女性ホルモンがあります。その正体とは、エストロゲンです! 皆さんの中にもこのホルモンの名前を聞いたことがある人は多くいると思います。では、このホルモンと脱毛の関係とはどのようなものでしょうか?

エストロゲンとは?

エストロゲンの具体的な役割とは、
・乳管を発達させる
・排卵を行う→月経に深く関与する
・骨量を維持する
・皮脂腺の分泌を抑制する
など
このようにエストロゲンは女性の体にとって、非常に重要なホルモンであり、全身に作用します。

エストロゲンの髪の毛への作用とは?

エストロゲンは単独での働きだけでなく、他のホルモンや成長因子などの要素と複雑な関係があることが示されています。
実際、エストロゲンが髪の毛の成長において重要な役割を果たしていることは確認されています
女性ホルモンが減少する閉経の時期に薄毛の女性が増えることからは、やはり女性ホルモンの減少がなんらかの役割を果たしていることが推測されるのです。
しかし、その詳細な役割の仕組みは、解明されていないのが現状です。

男性ホルモンが薄毛の原因!?

男性ホルモンが女性の薄毛の原因だとする説もあります。
通常、女性のからだにもわずかながら男性ホルモンはありますが、その男性ホルモンが異常に増えてしまうと薄毛になるという説です。
しかし、薄毛の女性のうち男性ホルモンが増えている人は39%ほどだという報告があり、全員が男性ホルモンが原因ではなさそうです。

また、毛根に男性ホルモンが作用しやすくなることが薄毛の原因だとする説もあります。
体内の男性ホルモン自体は増えてはいないけれど、女性ホルモンが減少することで毛根に男性ホルモンが作用しやすくなり、薄毛を引き起こすと考える説です。

これらの説はまだまだ仮説にすぎませんが、非常に説得力のある考え方だと思います。
まだまだ、女性の薄毛は研究段階なことが多く、今後の発展が期待されます!

女性の薄毛に対する治療

女性の薄毛治療に関しては、ミノキシジル2%LED/低出力レーザーなど、いま現在有効な治療法がいくつか知られています。
これらは安全性も高く、効果も実証されているので、薄毛に困っている女性の救世主といえるでしょう!
詳細はこちらの記事に書いてありますので、ぜひチェックしてみてください↓

まとめ

女性の脱毛は男性と大きく異なる点が多いことは、現在示されてきました。
女性ホルモンや男性ホルモンがなんらかの関係があることがわかってきています。
しかし、女性型脱毛症の正体はいまだに謎に包まれています。
女性型脱毛症は男性型に比べ、診断も難しいと言われています。まずは、自分の髪の毛の状態を知ることが重要です!

【参考文献】
(日本皮膚科学会)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
Managing hair loss in midlife women-Paradi Mirmirani Maturitas Volume 74, Issue 2, Febru
ary 2013, Pages 119-122

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