【医師監修】プロスカーって薄毛に効くの?プロペシアとの違いを解説!

プロスカーという薬、聞いたことありますか?

薄毛に悩む方なら耳にしたことがある人も多いかもしれません。

ネットでも少なくない記事を見かけます。

今回は、プロスカーが薄毛に効くのかどうか。プロペシアとの違いを徹底的に解説したいと思います。

医師が記事を作成、監修しているこのメディターだからこそ伝えたい情報をお届けします。

プロペシアとプロスカーの違い

プロスカー=フィナステリド!?

厳密にいうと少し違いますが、実は、プロスカー=フィナステリドなのです!

どうゆうこと?と思われる方も多いでしょう。

実は、1つの薬には、商品名と一般名という2つの名前が存在するのです!

フィナステリド(一般名)という成分を含む、プロスカー(商品名)という薬剤、ということなのですね。

正確には、錠剤に加工するための成分や、フィナステリドが胃や腸で分解されないようにするための成分が含まれるので、

プロスカー=フィナステリド+その他といったところです。

プロペシア vs プロスカー

プロスカーの有効成分であるフィナステリド、実はプロペシアという薬剤もフィナステリドが有効成分なのです。

しかし、プロペシアは厚生労働省から認可を受けていますが、プロスカーは認可を受けていません

つまり、医療機関を受診してもプロスカーを処方してもらえない、ということなのです。

プロスカーを手に入れるためには、個人輸入などの方法をとるしかありません。

プロスカーの本当の正体とは?

このプロスカー、日本では、薄毛治療で使おうとされる方がほとんどだと思います。

ただ、プロスカーは薄毛治療薬として開発された薬ではありません!

プロスカーは、海外で開発された後に、有効成分であるフィナステリドにAGAに対する脱毛抑制効果が認められたのです。

じゃあ、プロペシアよりも安いし、プロスカーを育毛剤として使用していいじゃん!

………そう思ったあなた、ちょっと待ってください

プロスカーは前立腺治療薬!

このプロスカー、なんと前立腺肥大症の治療薬です!

プロスカーにはフィナステリドが5mg配合されているのですが、、

実はフィナステリドは、低用量(1日0.2mgや1日1mg)で服用した場合には、AGAに対する脱毛抑制効果を認められたのです。

つまり、プロスカーは、薄毛治療薬としての濃度に調節されていないということです!(前立腺肥大症の治療用の高濃度)

対して、先ほどご紹介したプロペシアは、フィナステリド1mgを配合し、薄毛治療薬としての濃度に調節されています。

プロスカー vs プロペシア


有効成分のフィナステリドについて分かったところで、具体的にプロペシアとプロスカーについて、その副作用や効果の差を見ていきたいと思います。

プロペシアの副作用

プロペシアの48週間の使用成績調査では、943件中、5例(約0.5%)の方に副作用が見られ、性欲減退、勃起機能不全が報告されています。

また、頻度不明で、重大な副作用として、肝機能障害が報告されています。

その他細かな副作用はこちら!

プロスカーの副作用

プロスカーの使用成績調査では、3040名(プラセボ服用1516名、プロスカー服用1524名)の方に対して調査が行われました。

プラセボというのは、有効成分(今回の場合はフィナステリド)を全く含んでいない錠剤のことです。

注意してみていただきたいのは、副作用の発生率です。

 1年間2-4年間
フィナステリドプラセボフィナステリドプラセボ
勃起不全8.1%3.7%5.1%5.1%
性欲減退6.4%3.4%2.6%2.6%
射精量減少3.7%0.8%1.5%0.5%
射精障害0.8%0.1%0.2%0.1%
乳房腫大0.5%0.1%1.8%1.1%
掻痒感0.5%0.2%0.5%0.1%

プロスカーとプロペシアの効果比較

AGAの脱毛の原因といわれるDHT(ジヒドロテストステロン)の、治療前との減少量を比較した論文の結果をまとめてみました。

フィナステリド5mg(プロスカーの含有量)、フィナステリド1mg(プロペシアの含有量)、フィナステリド0mg(プラセボ)での比較となります。

 フィナステリド5mg
プロスカー
フィナステリド1mg
プロペシア
フィナステリド0mg
プラセボ
頭皮DHT69%減少64%減少13%減少
血中DHT72%減少71%減少1%増加

どうでしょうか?フィナステリド5mgとフィナステリド1mg、ほとんど差がありませんね。

つまり、5mgの方が量が多いから発毛効果が高いというわけでは無いということです。
薬には適正量というものがあります!

発毛薬としてプロスカーを使っていいの?

ここまで読んでくださった方ならもう言わずもがなでしょう。発毛治療にはフィナステリド1mgを使うべきと思います。

AGA治療目的で使用するには、フィナステリド5mgと1mgは、効果にほとんど差はみられず、副作用は5mgの方が明らかに多い、ということになります。

フィナステリドは、このような理由から、AGA治療目的では、1mgの適応になったのです。

じゃあどんな薬ならいいのか?そう思った方も多いのではないでしょうか?

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おすすめの記事はこちら!

まとめ

いかがでしたか?

今回覚えておいてほしいことは3つ!

プロスカーは薄毛治療薬ではなく、前立腺肥大症の治療薬!
プロスカーはフィナステリド5mg
薄毛治療薬にはフィナステリド1mg!

この3つを覚えておいてください!

プロスカーに限らず、医薬品は用量・用法を守って使用しましょう!

<参考資料>
A review of medical and surgical treatment options for androgenetic alopecia.
Rousso DE, Kim SW.
医薬品インタビューフォーム:プロペシア錠
Androgenetic alopecia: an evidence-based treatment update.
Varothai S, Bergfeld WF.

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