【3分解説】頭皮のかゆみの本当の原因と対処法【医師監修】

頭を洗ったばかりなのに何故かかゆい、、

頭を洗ってもかゆみがとれない、、

そんな経験ありませんか?

今回はそんな「頭皮のかゆみ」、その医学的な根拠のある原因と対処法をご紹介します!

医学的に正しい頭皮のかゆみの原因!

脂漏性皮膚炎

頭皮のかゆみの最も大きな原因は、この「脂漏性皮膚炎」だといわれています。*1

脂漏性皮膚炎というのは、わかりやすく言うとフケのようなものをともなう湿疹のことです。

この脂漏性皮膚炎の仕組みはとても複雑で、マラセチア菌、皮膚分泌物、皮膚免疫系の相互作用によって引き起こされるといわれています。*2

簡単にいうと、頭皮にいる菌によって湿疹がおきるということですね!

実は、脂漏生皮膚炎に対しては、特効薬と呼べるお薬がありますので、後ほどご紹介します!

乾癬

乾癬」とは、皮膚から少し盛り上がった部分にできた赤い発疹の上に、銀白色のフケのようなものが付着し、ポロポロとはがれ落ちる皮膚の病気です。

乾癬を発症してしまう理由はまだ完全にはわかっていません。

しかし、その人の体質(遺伝的要因)に、ストレスや食生活(外的要因)、加えて糖尿病などに罹患しているか(内的要因)などが重なり合って発症するといわれています。

195人の乾癬患者を対象とした最近の大規模な調査によれば、58%が頭皮のかゆみに苦しんでいることがわかりました。*3

また、乾癬に関する別の調査では、最も乾癬の影響を受けた身体の場所は頭皮だとわかっています。*4

毛孔性苔癬

頭皮に炎症が存在するときに、「毛孔性苔癬」を発症していると、約70%の患者さんが頭皮にかゆみを感じます。

毛孔性苔癬とは、毛孔内に角質が充満して、表皮にまで盛り上がってしまう皮膚病のことで、小児期や思春期に多くみられます。*5

糖尿病

頭皮のかゆみには、糖尿病ヘルペスと関連しているものがあります。

Scribner博士は、頭皮のかゆみが、糖尿病によって引き起こされたということが判明した患者さんを数人観察しました。

すると、糖尿病を改善させることで、かゆみが軽減された、という報告があります。*6,*7

ヘルペス

ヘルペスでは、ヘルペス後神経痛を起こすことがあります。

このヘルペス後神経痛は、ヘルペス後かゆみを約半数で引き起こすという報告があります。*8

また、ヘルペス後かゆみは、頭部や頚部での発症の後に、特に起こりやすいとされています。*9

これが頭皮のかゆみの原因となるのです。

皮膚過敏

皮膚過敏がかゆみの原因である場合は、上記に書いた他の理由と違い、目に見える徴候がありません

ある研究では、2つの病院の400人の被験者の内、36%が頭皮に皮膚過敏があることがわかりました。

頭皮のかゆみは、皮膚過敏を有するこの患者さんたちの内、約60%に発症していました。*10,*11

さらに、脱毛が頭皮の皮膚過敏と大きく関係していることもわかっています。*12

頭皮のかゆみへの医学的対処法!

じゃあどうしたらかゆみが取れるの?

と感じるでしょう。

ここでは、「頭皮のかゆみ」に有効だと証明されたシャンプーをご紹介します!

特定の成分入りのシャンプーが効く!

Kerr博士らは、脂漏性皮膚炎が原因の頭皮のかゆみを訴えた患者さんの皮膚を検査しました。

すると、ヒスタミンという物質が正常の頭皮よりも2倍以上多く存在しいることがわかったのです

そこで、亜鉛ピリチオン(ジンクピリチオン)を含むシャンプーで頭を洗ってもらったところ、ヒスタミンが正常値まで減少し、かゆみが消えたという結果が出ています。*13

また、別の研究では、

抗真菌シャンプー(ケトコナゾール2%、シクロピロクス1%)、

ケトコナゾールシャンプー(ケトコナゾール2%)

も効果的だという結果が出ています!*14

皆さんも今後、シャンプーを買うときに、「そういえば…」という感じで裏の成分表を見てみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?

今回は頭皮のかゆみについて、医学的に根拠のある話をさせてもらいました。

頭皮のかゆみはまだまだ研究途中ですが、近年はかゆみの原因となる物質や、その治療方法などがどんどん考えられています。

とにかく、この記事で一番言いたいことはこの2つ!

頭皮のかゆみの最大の原因は「脂漏性皮膚炎」!
それに効くのが抗真菌シャンプー亜鉛ピリチオンシャンプーケトコナゾールシャンプー
この2つを覚えておいてください!

頭皮のかゆみに悩まされている皆さんに、この記事が少しでもお役に立てれば、と思います。

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<参考文献>
*1: From axioms to new insights into dandruff.
Piérard-Franchimont C, Hermanns JF, Degreef H, Piérard GE
*2: Three etiologic facets of dandruff and seborrheic dermatitis: Malassezia fungi, sebaceous lipids, and individual sensitivity.
DeAngelis YM, Gemmer CM, Kaczvinsky JR, Kenneally DC, Schwartz JR, Dawson TL Jr
*3: Differences in itch characteristics between psoriasis and atopic dermatitis patients: results of a web-based questionnaire.
O’Neill JL, Chan YH, Rapp SR, Yosipovitch G.
*4: Itch in psoriasis: epidemiology, clinical aspects and treatment options.
Prignano F, Ricceri F, Pescitelli L, Lotti T.
*5: Lichen planopilaris: update on diagnosis and treatment.
Assouly P, Reygagne P
*6: Diabetes and pruritus of the scalp.
Scribner M
*7: Intractable postherpetic itch and cutaneous deafferentation after facial shingles.
Oaklander AL, Cohen SP, Raju SV
*8: Intractable postherpetic itch and cutaneous deafferentation after facial shingles.
Oaklander AL, Cohen SP, Raju SV
*9: Herpes zoster itch: preliminary epidemiologic data.
Oaklander AL, Bowsher D, Galer B, Haanpää M, Jensen MP
*10: Sensitive skin is not limited to the face.
Saint-Martory C, Roguedas-Contios AM, Sibaud V, Degouy A, Schmitt AM, Misery L
*11: Evaluation of sensitive scalp severity and symptomatology by using a new score.
Misery L, Rahhali N, Ambonati M, Black D, Saint-Martory C, Schmitt AM, Taieb C
*12: Sensitive scalp: does this condition exist? An epidemiological study.
Misery L, Sibaud V, Ambronati M, Macy G, Boussetta S, Taieb C
*13: Scalp stratum corneum histamine levels: novel sampling method reveals association with itch resolution in dandruff/seborrhoeic dermatitis treatment.
Kerr K, Schwartz JR, Filloon T, Fieno A, Wehmeyer K, Szepietowski JC, Mills KJ.
*14: Seborrheic dermatitis in adolescents and adults.
Denis Sasseville, Joseph Fowler, Rosamaria Corona.

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