ウーマシャンプーの発毛効果はいかに!?本当に効果のある発毛法とは!?

ウーマシャンプー………聞いたことがありますか?

さまざまな雑誌で取り上げられ、メンズシャンプーベストバイでは2冠、楽天シャンプー部門では6冠を達成しているそうです。

私も名前だけは聞いたことがありました。なんでも頭皮環境を正常化することが売りだそうです。

そこで、このウーマシャンプー、発毛効果について医学的根拠(エビデンス)をもとに検証していきたいと思います。

今回は、ウーマシャンプーについて医学的な観点からの解説と、本当に効く発毛方法について、このメディター発毛部門が徹底解説いたします!

そもそもウーマシャンプーとは?

ウーマシャンプーの効果について解説する前に、まずは、ウーマシャンプーとは一体どのようなものなのかについてお話しします!

ウーマシャンプー公式によると…

ウーマシャンプーの公式サイト1)では、乱れた頭皮環境を正常化することで薄毛や抜け毛を改善するとしています(頭皮環境リプレイス理論と呼んでいました)。

また、ウーマシャンプーは以下の4つの効果が売りだそうです。

1. アミノ酸系の洗浄成分で余分な皮脂と汚れを落とす洗浄力
2. こだわりの厳選成分を濃密に配合し、頭と頭皮に必要な栄養を補給する栄養力
3. ノンシリコンできしみにくく、サラサラとスッキリを両立した持続力
4. 鉱物油・香料・着色料など無添加で作った安心力

馬油って何?

ウーマシャンプーの宣伝文句の1つである栄養力ですが、特に馬油が配合されている、ということが売りだそうです。

馬油とは、文字通り馬の油で、オレイン酸やリノレン酸などを含んでおり、古来より皮膚治療の民間薬として用いられてきました。

実際、馬油の成分はヒトの皮脂によく似ており、馬油による皮膚保湿効果の研究2)も存在しています。

また、古代中国の医学書である「黄帝内経」や「本草綱目」には皮膚のひび割れを改善するといったような記載もあります。

頭皮環境リプレイス理論とは?

さきほど説明した、頭皮環境リプレイス理論、すなわち頭皮環境を正常化することで脱毛などを改善するとのことでしたが、これについてもう少しご説明します。

毛には、成長期・退行期・休止期をからなるヘアサイクルという周期が存在しています。

このヘアサイクルという概念には医学的根拠があり、医学部の皮膚科の授業などでも学習します。

ウーマシャンプーの公式サイト1)によると、頭皮の環境が悪化することで、このヘアサイクルが乱れてしまい、薄毛などの問題が生じるとしています(これはウーマシャンプーの公式サイトの情報です)。

ウーマシャンプーは、頭皮環境を正常化することで、ヘアサイクルを整え、薄毛などを改善する、と謳っています(繰り返しますがこれはウーマシャンプーの公式サイトの情報です)。

ウーマシャンプーの発毛効果をガチで検討する

いままでの記事を読むと、なんだかウーマシャンプーには本当に発毛効果があるような気がしてきますね?

ウーマシャンプーとはどういうものなのか、ある程度わかったところで、ここからはウーマシャンプーの発毛効果について2つの視点から検証していきます。

【理由その1】頭皮環境の悪化だけが脱毛の原因ではない!

頭皮環境リプレイス理論については、私が調べた限りでは強い医学的根拠は見当たりませんでした。

また、当サイトの他の記事を読んでいただいた方はお分かりかもしれませんが、脱毛や薄毛の原因は頭皮環境の悪化だけではありません!

男性型脱毛症、女性型脱毛症、牽引性脱毛症、慢性休止期脱毛、膠原病や慢性甲状腺炎などの全身性疾患に伴う脱毛、貧血や急激なダイエットなどに伴う脱毛、治療としてのホルモン補充療法や薬剤による脱毛………きりがありません。

それぞれの脱毛症にはそれぞれ異なる原因があります。

頭皮環境の悪化ももちろん理由の1つではあるのでしょうが、それを改善するだけで、薄毛や抜け毛が改善するとは考えにくいです。

【理由その2】馬油には医学的根拠はあまりない

馬油ですが、残念ながら発毛に対する医学的根拠はあまりありません

確かに、先ほどご紹介した馬油による皮膚保湿の研究報告では、効果が認められていますが、実験の対象者が7人と、医学的根拠は非常に弱いです。

ちなみに、脱毛に対して強い発毛効果が認められている成分は3つだけなのですが、ご存知でしたか?

本気で脱毛を改善したい方へ

現在、特に男性型脱毛症、すなわちAGAに対して医学的に強い発毛効果が認められている育毛成分は3つだけです!

最後は、この3つの成分のご紹介と、その他に効果が認められている育毛法をご紹介して終わりたいと思います!

ミノキシジル

ミノキシジルの外用は、男性型脱毛症に対して効果があることが認められています。

日本皮膚科学会ガイドライン3)、すなわち皮膚科医の診療規則では、以下のように記載されています。

ミノキシジル外用の発毛効果に関して、高い水準の根拠があるので、男性型脱毛症に 5%ミノキシジル、また女性型脱毛症に 1%ミノキシジルを外用するよう強く勧める

ただし、男女ともに、ミノキシジル外用時に、休止期脱毛、簡単に言えば一時的な脱毛が起きる場合がありますが、これでミノキシジルの外用をやめてしまわないように、注意が必要です。

ミノキシジルについてもっと詳しく知りたい方はこちら!

フィナステリド

フィナステリドの内服は、男性型脱毛症に対して効果があることが認められています。

日本皮膚科学会ガイドライン、すなわち皮膚科医の診療規則では、以下のように記載されています。

男性型脱毛症に対するフィナステリド内服の発毛効果に関して、高い水準の根拠があるので、内服療法を行うよう強く勧める。他方、女性型脱毛症には内服療法を行うべきではない。

ただし、フィナステリドの内服をやめてしまうと、効果が消失してしまう点には注意が必要です。

フィナステリドについてもっと詳しく知りたい方はこちら!

デュタステリド

デュタステリドの内服は、男性型脱毛症並びに女性型脱毛症に対して効果があることが認められています。

日本皮膚科学会ガイドライン、すなわち皮膚科医の診療規則では、以下のように記載されています。

男性型脱毛症に対するデュタステリド内服の発毛効果に関して、高い水準の根拠があるので、内服療法を行うよう強く勧める。他方,女性型脱毛症には内服療法を行うべきではない。

ただし、デュタステリドの長期投与や内服中止後の効果については、まだ検討されていないそうです。

デュタステリドについてもっと詳しく知りたい方はこちら!

LEDおよび低出力レーザー照射

LEDレーザー治照射は、男性型脱毛症並びに女性型脱毛症に対して効果があることが認められています。

日本皮膚科学会ガイドライン、すなわち皮膚科医の診療規則では、以下のように記載されています。

LED および低出力レーザーの発毛効果に関しては、有用性を示す十分な根拠があり、副作用も比較的軽微であることから、適切な機材を使用して行うよう勧める。

LEDおよび低出力レーザー照射のポイントは、上記に3剤に比べて、副作用が軽微であることにあります。

しっかりとした医学的根拠、エビデンスのある治療方法です。一般的な発毛剤やサプリメントを購入するより、確実だといえるでしょう。

LEDおよび低出力レーザー照射についてもっと詳しく知りたい方はこちら!

まとめ

いかがでしたか?
ウーマシャンプーは保湿成分によって頭皮の状況を改善することができるかもしれません。
しかし、馬油に関しては特に強い発毛効果が医学的に確認されているわけではないということがわかりました。
今回覚えておいてほしいことはたったの2つ!

馬油の発毛効果は医学的に確認されていない
・医学的に発毛効果が認められているのはミノキシジル、フィナステリド、デュタステリド、LEDおよび低出力レーザー照射!

この2つを覚えておいてください!

メディターは他にもさまざまな発毛に関する記事が存在しています。さらに、すべての記事を医師が作成・監修しています!

皆さんの本当に信頼できる情報源として、メディターがお役に立てれば幸いです。

<参考資料>
1) ウーマシャンプー公式サイト [http://www.u-ma.co.jp/] 2) 馬油による皮膚の保湿効果の検討[https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishinihonhifu/66/6/66_6_621/_article/-char/ja/] – 呉貴郷, 藤重昇永, 市丸雄平
3) 日本皮膚科学会ガイドライン 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 [https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf] – 眞鍋求、坪井良治、板見智、長田真一、天羽康之、伊藤泰介、乾重樹、植木理恵、大山学、倉田荘太郎、幸野健、齊藤典充、佐藤明男、下村裕、中村元信、成澤寛、山㟢正視

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